整骨院は一日に何人の集客を目指すべき?整骨院を安定させる方法も解説!
目次
整骨院を経営していく上で目標とすべき集客数は、整骨院ごとに異なります。一人整骨院であれば、自分自身のお給料を確保するだけで十分ですが、従業員を雇っている場合は人数分のお給料を確保しなくてはならないので目標も変わってきます。今回のコラムでは、整骨院が目標とすべき集客数と、集客以外で売上を増やす方法について解説していきます。
整骨院は一日で何人集客すべき?
整骨院にも様々なタイプがあります。一人整骨院と複数の先生がいる整骨院、保険診療中心の整骨院と自由診療中心の整骨院など、整骨院ごとに規模や経営方針が異なります。一日に何人の集客が見込めれば経営が成り立つのかについては、1ヶ月の必要経費(人件費含む)から逆算して売上目標を立て、それを1ヶ月の稼働日で割り、さらに客単価で割ることによっておおよその目標を立てることができます。
例えば1ヶ月の売上目標が100万円で稼働日が25日だった場合1日の売上が4万円になります。そして、ここに客単価が要素として加わることになり、客単価が2,000円の場合は1日に20人、5000円の場合は8人となります。一人で20人の施術は難しいので、20人を相手にする場合は従業員が必要でしょう。要はやり方次第ということです。
しかし、売上を伸ばす方法は集客数を増やす以外にもあるのです。
次項で詳しくご紹介していきます。
整骨院で売上を安定させるには
集客以外に売上を安定させる方法として、以下が挙げられます。
リピート率を上げる
整骨院が安定した売上を確保するには積極的な集客施策により新規顧客を獲得することと、顧客満足度をあげてリピーターを確保することが大切です。リピーターは既に来院経験があることから、リピーター率を上げる方法なら広告宣伝費がかかりません。また、リピーターの口コミによってさらなる集客も見込めるため、リピーターの存在自体が売上アップに繋がります。
リピート率の上げ方については、以下の記事をご覧ください。
客単価を上げる
客単価を上げることは、客離れに繋がるというリスクから抵抗を感じる人もいるでしょう。しかし、ライフスタイルや価値観が多様化している現代では、整骨院に求められるものも多様化しており、高いお金を払ってでも受けたいサービスを提供することで、確実に顧客を掴むことはできます。自由診療を中心とした個性的な自費メニューや特定の人をターゲットにした専門性の高いメニューなどを提供すれば、客単価が多少高くても顧客はつくでしょう。
整骨院で客単価を上げるには
ここでは客単価の話をもう少し掘り下げ、客単価を上げるための具体的な方法についてご紹介していきます。
自費メニューを導入する
保険適用外の自費メニューを導入することによって客単価を上げることができます。自身の
持つ専門的なスキルを全面的に出した自費メニューにすることや、時代のニーズに合わせて癒しや美容に関係する自費メニューにすることもできます。確かな技術力と質の高いサービスがあれば、多少高額でもお客様は自費メニューを選択するでしょう。
専門性の高い施術を行う
専門性の高いメニューはターゲットが絞られますが、特定の人には訴求力があるので将来的にリピーターになる確率の高いお客様を獲得できます。何かしらの専門領域で大きなシェアを占めることができれば、継続的に安定した経営が可能です。
顧客満足度を向上させる
満足度の高い施術を行えば、多少高くてもお客様は納得の上で施術費を支払います。施術を受けることで症状が改善されたり、定期的に通うことで体の調子が良くなったりすれば、単価の高いメニューでも受け入れられるでしょう。
整骨院を開業における3つのポイント
整骨院は開業前が勝負と言われるほど、準備段階の動きは大事です。整骨院を開業してからあれこれ集客のための施策を講じても、一向に効果があらわれないこともあります。
コンセプトの立案や立地の選定、さらには商圏分析などできることは全てやってから開業に臨みましょう。
集客しやすい立地を選ぶ
整骨院の集客は立地の良し悪しに関係します。同じ集客施策をとった場合、立地が良ければ絶大な効果を発揮し、立地が悪ければ一向に効果があらわれません。
例えばサラリーマンに向けた診療を行いたいと考える場合はオフィス街やターミナル駅など、高齢者に向けたリハビリ診療を行いたいと考える場合は住宅街などと、整骨院のターゲットやコンセプトを手掛かりに、最も集客が見込まれる立地を選んで開業しましょう。
立地選びについては、以下の記事をご覧ください。
商圏分析を実施する
開業前の商圏分析も必須です。実際の人の流れや物理的要素を数値化することで、その場所の特性が浮き彫りになります。
商圏分析では、世帯別の人口分布・昼夜における人口や人通りの差から、最寄り駅やその駅に関する路線数や時刻表などまで調べましょう。これらの情報は市区町村の役場や図書館、インターネットなどから調べることができますが、実際の雰囲気や距離感を知るためにも現地に行ってみることをおすすめします。
独自性のある整骨院にする
近年整骨院の数は増え続けています。供給過多とも言える整骨院市場の中で生き残っていくには他院との差別化が重要になってきます。
他院との差別化として考えられることは、独自性のある施術メニューを展開することです。例えば自分自身の持っているスキルの中から特に専門性の高いものを全面的に施術メニューとして打ち出すことや、時代のニーズを汲んで美容効果のある施術メニューを提供することなど、様々なアプローチがあります。
このように施術メニューで他院と差別化し、独自性のある整骨院にすることによって、競合が多い中でも「選ばれる整骨院」になることができるでしょう。
差別化の方法は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
整骨院の経営は、腕の良さや人柄だけでは成立しません。長期的な視点で安定した経営基盤を築き、数多ある競合他社の中から選ばれる整骨院になるためには、コンセプトや立地など抑えるところをきちんと抑えて戦略的に経営していくことが重要です。
私たち柔整開業.comは、整骨院の開業をお考えの先生や既に開業されていて集客でお悩みの先生が安心して施術に集中できるように様々なお手伝いしています。開業前の情報収集やデータ分析、開業後の集客支援や事務手続きまで多角的にサポートいたします。
整骨院(接骨院)の開業や経営のことでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。