整骨院の医療機器は中古・リース利用で安く仕入れよう

整骨院を開業することを検討するとき、手技中心に施術をすると決めているため、「医療機器の導入についてはそこまで深く考えていない」という方もいることでしょう。しかし、医療機器があると整骨院経営に利益をもたらすことも多くなります。例えば、開業したてで施術者・スタッフが自分1人しかいない場合、機器を使い、待ち時間の解消に役立てることができます。

また、医療機器を使う電療や罨法は健康保険の対象になる点も見逃せません。ところで、医療機器の導入を決めたとしても、「新品は高価」「最新機器は使いこなせるか不安」と感じてしまうこともあるでしょう。そこで、中古やリースの利用を考えてみてはいかがでしょうか。この記事では、整骨院の開業時にそろえておきたいおすすめの医療機器と、中古やリースで仕入れる際のメリット・デメリットについてもご紹介します。

 

 

 

 

1.整骨院の開業時に準備しておきたい医療機器とは?

整骨院にある医療機器といえば数多くの種類があります。開業時の限られた予算で準備するとなれば最低限どのような機器を導入しておけばいいのでしょうか。一つずつ見ていきましょう。

 

リラクゼーション機器

手技と同様に強い力の刺激を与えられる「ウォーターベッド」。空気圧で加圧・除圧する「メドマー」は施術効果、リラクゼーション効果共に期待できるだけでなく、施術の待ち時間に使えるなど利用目的は多岐に渡ります。

 

電気治療機器

「超音波治療機器」は、手技よりも深部に刺激を与えることができます。身体に刺激を与える低周波・干渉波治療器は血行促進効果がある医療機器です。

 

湿性温熱療法機器

いわゆる「ホットパック」といわれる施術が可能です。血行促進効果とともに身体を温めることで自然治癒力を高める効果も期待できます。

 

ご紹介した通り、最低限そろえておきたい機器でもこれだけ多くのものがあります。これらを全て新品でそろえるというのは、開業資金のことを考えてもなかなか難しいのではないでしょうか。そこで、お得に医療機器を導入する方法についても掘り下げて考えていきましょう。

 

 

2.中古で医療機器を導入する場合のメリットとデメリット

お得に医療機器を導入する方法としていちばん初めに思い浮かぶのは中古機器の購入ではないでしょうか。医療機器を新品で購入するときと比べてのメリット は何かを考察していきます。

 

安い金額で医療機器をそろえることができる

商品によっては最新の医療機器を1台購入する金額で数種類の機器をそろえることも可能です。

 

使い方を知っている機器を導入することができる

以前の勤め先で使ったことのある機器を導入すれば、利用方法に迷うこともないでしょう。効果も知っているため、施術効果の上がる使い方もできるはずです。

 

では反対にデメリット はあるのでしょうか。

 

欲しい機器がタイミングよく手に入るとは限らない

自分が欲しいと思う機器が、タイミングよく中古医療機器市場に出回っているとは限りません。もし見つからない場合は医療機器取り扱い業者に依頼して、入ってきたときに声をかけてもらう、もしくはインターネットで検索するなど、小まめに探す必要があります。

 

メンテナンスに不安がある

導入してすぐに壊れてしまったり、不具合が出てしまったりすることは本来あってはいけないことですが、メンテナンスができていない中古医療機器を購入するとあり得る話です。信用ができる中古医療機器取り扱い業者を選ぶために、複数の業者を見比べてから決めなければいけません。

 

 

3.リースで医療機器を導入する場合のメリットとデメリット

整骨院で使う医療機器を導入する方法は購入だけではありません。リースという方法もあるのです。リースで医療機器を導入する場合にはどのようなメリット があるのでしょうか。

 

導入資金のコスト削減ができる

購入に比べ、まとまったお金が不要です。使わないお金を運転費用に回すこともできます。

 

古くなった機器を使う必要がなくなる

リース期間が過ぎると機器を返却し、新たなモデルの機器を契約することができます。流行遅れになった施術方法で使う機器や古すぎるモデルの機器を使わないといけない、ということはありません。

 

リース契約のデメリット についても確認しておきましょう。

 

中途解約ができない

契約途中から使わなくなった機器でもリース期間が終わるまでは手元に置いておかなければいけません。売却もできないため、整骨院のスペースのムダにもつながります。もちろん、使わなくなってもリース料金は支払い続けなければいけません。

 

購入より割高になることがある

リースの場合は、毎月の支払金額の中に金利が入っています。リース期間が長くなるにつれ、購入するときより割高になってしまう可能性もあります。

 

与信審査がある

リース契約を結ぶ際には、「毎月のリース料金の支払い能力があるか」「電気・ガス・水道料金などの公共料金の支払いが行われているか」などの与信審査があります。開業準備で忙しい時期に審査のための書類も準備しないといけません。

 

 

4.メリット・デメリットを考慮して導入方法を決めよう!

整骨院の医療機器を中古、もしくはリースで導入する際のメリットとデメリットをご紹介しました。中古の場合はメンテナンスの状態の確認が必要なこと、リースは中途解約ができない点など注意すべきこともいくつかあります。しかし、安く医療機器をそろえられることは開業するにあたっての最大のメリットといってもよいでしょう。ぜひ、信頼できる業者を探して、中古・リースでの機器導入を検討してみてください。

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