開業の際に抑えておくべき3つのポイントとは?
目次
開業準備を始めようとしたのはいいものの、「何から始めればいいか分からない…」「今の資金で開業できるか…」など、開業をお考えの先生からは様々な不安の声をお聞きします。
ここでは、そんな開業準備でお悩みの方に向けて、開業する際にここだけは抑えておきたいポイントをご紹介いたします!
基本的な開業の流れとは?
皆さん、基本的な開業までの流れは把握していますか…?
スムーズな開業を目指すためには、開業の流れを把握し、具体的な開業までのスケジュール間をつかむことが重要です。
開業までの流れを具体的にイメージできるかできないかで、今後の準備の進み具合に大きな差がでてきます。
そこで、まずは開業までの基本的な流れを確認していきましょう!
~開業までに必要な期間について~
物件選定や資金調達にかかる期間が人によって異なるため、一概にどのくらいとは言い切れません。物件の改装工事には最低でも1か月、日本政策金融公庫から融資を受ける際の申請手続には約2週間、資金の振り込みには約1か月程度かかるため、これらを考慮した上で、どのくらいの期間がかかるかスケジューリングすることが大切です。
【参考】更に詳しく、開業までに必要な期間を知りたい方へ/整骨院開業セミナー
ざっと開業の流れを確認しましたが、更に細かく分けるとまだまだやることはたくさんあります。
その中でも、今回は「開業準備の最初に抑えておきたい」とても大切なポイントを3つ、ご紹介します。
この3つのポイントをはじめにしっかりと固めておけば、開業準備中に躓いても大丈夫!スムーズに建て直しができるはずです!
ここだけは抑えておきたいポイント
開業予定日を決める
まずは開業する日を決め、その開業予定日に合わせて準備を進め行動する事が重要です。
なぜ開業予定日を先に決めることが重要なのか…?
例えば、「いい場所が見つかったら・・・」「来年の春頃に○○○万円貯金が貯まったら・・・」「改装工事の進行状況をみてから・・・」など具体的に開業予定日を設定してない方は、どんどん開業時期がずれ込んでいき、開業が遅れるだけでなく、最悪の場合は開業を諦めなければならない原因になります。
そのため、まずは開業予定日をしっかり決めて“開業する日に合わせて行動する”事を心掛けましょう!
コンセプトを決める
整骨院を運営する為のコンセプト(経営理念)を決め、明確に打ち出すことで、自分が開業したい整骨院の色(対象にしたい患者層、周辺施設などの立地面、施術内容など)がおのずと見えてきます。そこから自分の院の強みを見つけ、他院との差別化を図りましょう。
そのためには、患者様(及びスタッフ)に最も訴えたい事をキャッチコピーなど、出来るだけ簡単な言葉で表現することが重要です!
柔道整復師会か個人請求かを決める
柔道整復師会とは、療養費の保険者に対する請求業務を代行している団体のことです。
(柔道整復師会は、各都道府県に1つずつ認可されている社団法人と、それ以外の任意団体に分けられる)
上記のような団体に属する柔道整復師もいれば、団体に属せず個人で請求業務を行う柔道整復師もいます。
柔道整復師会と個人請求の主な違いは以下の通りです。
個人請求と柔道整復師会の比較
柔道整復師会に所属すると、業務の効率化や、保険者からの入金管理が出来ますが、その分経費がかかってしまいます。
逆に、個人請求では経費を抑えられますが、レセプト送付や保険者からの入金管理などに時間と労力を使うことになります。特に保険者からの入金管理を自身で行う際には、入金された金額と請求レセプトとの合致作業(付け合わせ)に時間と労力を使うだけではなく、入金額の不明確さが経営不振へ直結してしまう原因にもなり得ます。
これらを踏まえ、柔道整復師会と個人請求のどちらにすべきか決めることをオススメします。また、決めるタイミングは、開業後の療養費の取り扱いの手続き等を考え、最低でも開業2ヶ月前が目安だと考えられます。
~豆知識~
開業準備段階から柔道整復師会に入会をしておくと、会によって内容は異なりますが、開業の相談だけでなく、プロ目線での的確なアドバイスや、開業準備をサポートしてくれるサービスがあるので、安心して開業準備に取り掛かることが出来ます!
まとめ
何から始めればいいか迷われていた方は、まずこの3つのポイントを抑えて、スムーズな開業を目指しましょう!!
また、弊社が定期的に開催している整骨院開業セミナーでは、更に詳しい《開業までに必要な知識》や、実際に開業をされた先生の事例を基にした《開業前後にやるべき事》などもお話しています。
セミナー日程が合わず参加が難しい方は、個別での無料相談も受け付けておりますので、お気軽にご参加ください。
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