整骨院・接骨院を自宅で開業することのメリットは?

整骨院・接骨院は自宅でも開業できます。テナントを借りて開業する場合に比べると、費用面などで大きなメリットが得られるでしょう。一方で、デメリットがないとは言えません。ここからは、整骨院・接骨院の自宅開業におけるメリットやデメリットに加え、自宅開業時に用意しておきたい物をご紹介します。

目次

1.自宅開業のメリット

 1-1自宅なら地代家賃がかからない

 1-2内外装・電気工事費を節約

 1-3通勤にかかる時間とお金をカット

2.自宅開業のデメリット

3.自宅開業時に用意が必要になる物

4.まとめ

1.自宅開業のメリット

開業における最大のメリットは賃料や工事費、交通費の削減です。それぞれを詳しく見ていきましょう。

1-1.自宅なら地代家賃がかからない

自宅で整骨院・接骨院をはじめた場合、事業用の地代家賃がかかりません。初期費用・ランニングコストの面で大きなメリットが得られます。

 

テナントで開業する場合には、決して少なくない初期費用がかかります。たとえば賃料10万円のテナントを借りた場合には、一般的に以下のような費用が発生します。

 

  • 保証金:10万円×6カ月分=60万円
  • 前家賃:10万円×2カ月分=20万円
  • 仲介手数料:10万円×1カ月分=10万円
  • そのほか、保険等:数万円

 

初回に用意しなくてはならない費用は90万円以上。これに後述する設備費を加えると、100万円を超える出費が必要になります。なお、テナントではなくマンションを使った開業方法もありますが、かかる金額はそこまで変わらないでしょう。

 

次にランニングコストの部分です。毎月の賃料に加えて、共益費・管理費がかかります。さらに、お客様用の駐車場を契約すれば、その分の契約料が別途上乗せされます。

 

なお、一人経営の小規模な整骨院・接骨院は、一般的な平均家賃が10万円程度です。ただしこれはあくまでも地方の場合。都市部に行けば、この1.5〜2倍の賃料がかかってしまいます。

 

参考サイト

 

 

1-2.内外装・電気工事費を節約

借りるテナント次第では、内外装・電気工事費が初期費用としてかかります。施術所の開院には構造設備基準が定められており、これをクリアしなくてはならないからです。

 

  • 6.6平方メートル以上の専用の施術室
  • 3.3平方メートル以上の待合室
  • 施術室における室面積の7分の1以上に相当する外気開放部分

    ※それに代わる換気設備でも可

 

借りたテナントが上記の条件を満たしていない場合は、多額の内装工事費をかけなくてはなりません。ほとんどのテナントは、整骨院・接骨院を想定して造られていないので、これは必要経費となってしまいます。

 

現在お住まいの家が、上記の条件を満たしている場合は、この内外装・電気工事費を大幅に節約できるのです。

 

 

1-3.通勤にかかる時間とお金をカット

自宅から整骨院・接骨院までの距離がある場合には、往復の交通費やガソリン代がかかります。そして何より、ご自身の時間が通勤で奪われてしまいます。

 

たとえば片道30分の場所に整骨院・接骨院を開院したとしましょう。一日の往復時間は1時間。25日間営業していれば、通勤に25時間をかけることになります。

 

さらに、公共交通機関を使っている場合には満員電車などでストレスが蓄積する可能性もあるでしょう。車通勤の場合も道路の混雑やトラブルにイライラすることがあるかもしれません。自宅で整骨院・接骨院を開業すれば、こうしたお金や時間、そしてストレスを減らせます。

 

2.自宅開業のデメリット

整骨院・接骨院の自宅開業にはデメリットも存在します。とくに1階にあるテナントと比較した際には、集客面で大きな差が出るかもしれません。
すべてとは言いませんが、テナントには以下のようなメリットを持つ物件が多い傾向にあります。

 

  • 人通りの多い道路の近くにある
  • 商業店が周辺に多い
  • 透明ガラス張りの窓が多く、店舗内の雰囲気が見える
  • 歩いている人に見つけてもらいやすい

 

テナントはそこに存在していること自体が広告になります。「ここに整骨院・接骨院があるんだな」と歩行者に認知してもらえれば、集客に結びつきやすいでしょう。また、ホームページなどを見た人が来院される際も、テナントは場所が分かりやすいというメリットがあります。

 

一方、自宅開業の場合は一般住居と同じ佇まいですから、集客方法を工夫する必要が出てきます。テナントよりも認知されにくいという意識を持って、看板や広告を出すようにしましょう。

参考サイト

 

3.自宅開業時に用意が必要になる物

次に、自宅開業で必要になる物を考えてみます。

 

  • ベッド
  • タオル
  • 枕やシーツ
  • 問診票
  • 領収証

 

上記は整骨院・接骨院開業で必ず必要になるものです。すでに所有している物を手軽に使い回せるといった部分はメリットとも考えられますが、テナントを使った開業とそこまで大きな差はないでしょう。

 

加えて、お客様が過ごしやすい環境を整えるために、以下の物を用意しておくのがおすすめです。

 

  • お客様用の着替え一式
  • お客様用の手荷物入れ
  • 仕切り(カーテンなど)
  • リラックス効果のあるインテリアや観葉植物
  • BGMを流す音響設備
  • ウォーターサーバー など

 

参考サイト

 

4.まとめ

整骨院・接骨院の自宅開業は、コスト面で大きなメリットがあります。少ない資金で事業をはじめたいという場合にはおすすめの方法とも言えるでしょう。お客様が増え、売上が軌道に乗ってきてから別の場所を探すのも良い方法です。今回の記事を参考に、ぜひ自宅開業を検討してみてください。

 

 

 

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