いざ開業!患者さんのターゲットは広く構える?それとも絞る?
目次
起業を考えてからさまざまな準備をしてきて、ついに待ちに待った開業を迎えることになった場合、ターゲットは広くした方がよいのでしょうか、それとも絞った方がよいのでしょうか?
多くの起業家が悩む点でしょう。
そこで、ターゲットを絞るメリット・デメリットなどを考えながら、最終的にどうすれば業績を上げることができるのか見ていきましょう
ターゲットを絞ることのメリット
マーケティングの基本は、ターゲットを絞ることと言われています。
ターゲットを絞るメリットとしては下記のようなことが挙げられます。
企業の方針が明確になり、品揃えや、サービス、接客、販促などの戦略が明確になる
自店の特徴がお客様から見てもわかりやすくなり、アピールがしやすくなる
限られた経営資源を集中させることで、競争力が高まる
このようにターゲットを絞り込むことは、自店の収益向上のために大変有効な手段になるのです。
ターゲットを絞ることのデメリット
ただし、ターゲットを絞り込むことのデメリットもありますので十分気を付けましょう。
ターゲットを絞ることのデメリットは、下記のような点が挙げられます。
ターゲットを絞ることで、多くの滞在的なお客様を逃すことに繫がる
専門性が優れるため、顧客の範囲が狭くなり顧客が限定される
顧客の取りこぼしが多くなる、などがあります。
しかし、開業においては上記のようなデメリット以上にメリットの方が大きいため、ターゲットを絞って経営を始めることをおすすめします。
地域性や開業時間も含めて熟考しましょう
ターゲットを絞るかどうかは、地域性や開業する時間帯なども視野にいれて慎重に考えていきましょう。
ターゲットを絞る際に、顧客の属性や、地域、開業時間、心理的特徴や、行動的特徴なども考える必要があるでしょう。
たとえば、顧客の年齢、性別、職業、家族構成、所得などの属性を分析します。
そして、開業する地域の雰囲気、規模、男女比、気候なども考える必要があります。
また、お店を開く時間は、ターゲットとなる顧客の生活スタイルに合っているか、通いやすい時間帯であるか、週末の利用客が多い地域か平日の利用者が多い地域か、なども熟考することが大切です。
さらにお客はじっくりと丁寧なサービスを望んでいるのか、時間がなく多忙な人が多くて短時間で終わるサービスを望んでいるのか、なども知っておきましょう。
来店するお客様が、どのようなことを望んでいるのか、動機を明確にすることで自店をアピールすることができ、それが収益向上に繫がるのです。