グループホーム経営の収入とは?設立を考えるうえで知りたいこと

「顧客生涯価値」という意味をもつ、LTV(ライフタイムバリュー)。一人・一社の顧客が特定の企業と取引を始めてから終わりまでの期間内にどれだけ利益があるのかを算出したものを指し、マーケティング戦略を進める上での重要な指標とされています。

ちなみに、整骨院のLTVは5~6万円ほど。昨今では整骨院の数が増加した経緯もあり「経営が不安定…」「今後に向けて、新たな収益な柱を作りたい」と考えている整骨院オーナー様も多いのではないでしょうか?

そんなオーナー様におすすめなのが、昨今話題を集めている「障がい者グループホームの経営」です。グループホームはLTVが非常に高く、1名受け入れがあると国から21~22万円ほどの補助も。

社会的意義が生まれるほか、事業参入によって整骨院経営の下支えにもなってくれるグループホーム経営ですが、気になるのは「どのくらいの収入があるのか」という点ではないでしょうか。

そこで、今注目を集めている障がい者グループホームの紹介と共に、収益の仕組みや初期投資、収支などを解説していきます。記事の最後には、整骨院オーナー様に向けたグループホーム設営サポートを行っている「kensei共生.net」の紹介も行っていますので、ぜひご覧ください。

 

1.グループホームとは

そもそも、障がい者グループホームとはどのようなものなのでしょうか?

障がい者グループホームとは、規定を満たした一軒家やアパートなどに、障がいのある人が集まって一緒に暮らしながら、生活に必要な支援を受ける福祉サービスです。

障がいを抱えている方が独立しようとした際、どうしても一人で生活するのは難しかったり、さまざまな不安を抱えてしまったりすることが懸念されます。障がい者グループホームに入居することで、入浴などの生活上のサポートはもちろん、仕事の相談などを受けることが可能になります。

入居の対象者となるのは、
・単身での生活に不安があるため、一定の支援を受けながら地域の中で暮らしたい方
・施設を退所して地域生活へ移行したいが、いきなりの単身生活には不安がある方
などです。

また、グループホームの中にも「介護サービス包括型」や「日中サービス支援型」など、いくつか種類に分かれています。

 

【介護サービス包括型】

「介護サービス包括型」は、食事や入浴、トイレの介助などの生活支援をグループホームの職員が行う形のサービス。利用者の状態に応じて介護スタッフ(生活支援員)を配置します。

夜間や休日に介護が必要な方や、比較的重い障がいを抱えている方が利用しています。

【外部サービス利用型】

「外部サービス利用型」は、食事や入浴、トイレの介助などの生活支援をグループホームの職員だけではなく、ヘルパー事務所など外部のサービスも利用して支援を受ける形を指します。

夜間や休日に介護が必要な方や、比較的障がいが軽い方が利用するケースが多くなっています。

 

【日中サービス支援型】

介護サービス包括型や外部サービス利用型が、夜間や休日に利用されるサービスに対し、2018年に新設された「日中サービス支援型」は、24時間の支援体制もしくは短期入所施設の併設によって、日常生活の支援や相談、介護など幅広いサービスを提供する形のグループホームです。

 

2.グループホームの現状

【5年で約195万人増加】

【日本の障害福祉サービスの予算の推移】

【グループホーム利用者の推移】

【グループホーム事業参入の9のメリットとは】

グループホーム事業に参入するメリットは9つ。


1:圧倒的に不足しているため、集客力が非常に高い
2:他の福祉事業と比べ、初期投資が少ない・低リスク
3:安定ビジネス・売上9割保険収入・高収益
4:人口減少社会における空き家対策事業
5:社会保障費は毎年増加・国もバックアップ
6:景気に左右されない=不況に強い事業
7:サービス提供期間が長いため安定売り上げが見込める
8:総量規制があり、今なら既得権益が得られるタイミング
9:入居者やご家族から感謝され、社会貢献度が高い


3.グループホーム経営収支の仕組み


①利用者(障がい者)が市区町村の障害福祉課に支給申請を行う
②市区町村の障害福祉課が支給を決定する

③利用者がグループホーム事業者にサービスを申し込む
➃契約を結ぶ
⑤利用者の主治医や就労先、相談支援事業所が支援計画書を作成
⑥支援計画書をもとに担当者会議を実施(事業者と相談所等)

⑦利用者がサービスを利用開始
⑧グループホーム事業者が利用者に対し、負担額を請求(1割分)

⑨グループホーム事業者が国保連合会に対し、報酬を請求(9割分)


売上となる給付費のうち9割が国保連合会、1割が利用者負担。低リスクで安定しているのはグループホーム経営の魅力でしょう。また、障がい者支援のプロジェクトは国が率先して行っているものであり、社会的意義が非常に高いサービスです。社会貢献を行う事業者に対し、国からは補助金をはじめとする手厚いサポートを受けられます。

グループホームの経営は、事業者・利用者共にメリットがあります。それぞれどんな利点があるのか見ていきましょう。

 

【事業者のメリット】

業者側のメリットは、「安定性」にあります。グループホームの経営は他の福祉サービスと比較しての安定しています。工夫次第では利用者の利用期間も長くなり、LTVが高くなることも期待できるため、整骨院経営のもう一つの柱として収益を支えてくれるでしょう。

利用者の利用期間が長期化することで、毎月安定した収益を得られます。それにより、安定した収入が期待できるのです。

【利用者のメリット】

需要が高まっているのに対し、グループホームの数はまだまだ足りていません。国を挙げて支援制度を整えてはいるものの、グループホーム設立を待ちわびている方は意外に多いんですね。

グループホームができることにより、利用者様の不安解消や負担軽減はもちろん、そのご家族の不安も解消できます。第三者のサポートを受けない限り、利用者様のサポートはご家族が行っているケースがほとんど。高齢化の影響もあり、「年齢を重ねていて、サポートが難しい」「将来的に親元を離れたいが、不安がある」といった思いを抱えている方も少なくありません。

このような思いを抱えている利用者様やご家族の負担を軽減し、安心して生活を送るお手伝いができるのも、グループホームの立ち上げなのです。

 

4.初期投資と収支

続いては、気になる初期投資と収支についてみていきましょう。


【障がい者グループホーム初期費用例1:2棟開設プラン】

【初期費用概算】
敷金・礼金・保証金 :720,000 円
(※設定家賃 240,000 円、2棟分)
仲介料:240,000 円
前家賃:480,000 円

内装工事費 2,500,000 円 ※概算
什器・備品購入費 700,000 円 ※備品リストによる概算

開設時支援料(健生) 3,300,000 円
法人設立費 150,000 円 ※合同会社設立 概算
求人広告費 300,000 円 ※概算
広告宣伝費 200,000 円 ※健生依頼印刷物等概算

運転資金 6,000,000 円 ※経費約4カ月分

初期費用計:14,590,000円

※宮城県仙台市で開業した場合で試算しております。
※開業地、諸条件によって初期費用は異なります。

 


【グループホーム月次収支1:2棟開設プラン(定員8名)】

売上:2,300,000円/月
人件費:1,300,000円/月
販売管理費:600,000円/月

営業利益:400,000円/月

※宮城県仙台市(地域区分:6級地)で開業した場合で試算しております。
※利用者平均区分3、世話人配置4:1、基本単位+夜間支援等体制加算(I)で試算しております。
※上記売上には、利用者からの頂戴する家賃、食費等(62,500円/名)が含まれております。
※上記シミュレーションは売上および営業利益を保証するものではありません

(以下、同)


【グループホーム月次収支2:4棟開設プラン( 定員16名)】

売上:4,600,000円/月
人件費:2,300,000円/月
販売管理費:1,200,000円/月

営業利益:1,100,000円/月


【障がい者グループホーム年間収支1:2棟開設プラン(定員8名)】

【1年間】
売上:約2,760万円
営業利益:約480万円

【10年間】
売上:約2億7,600万円
営業利益:約4,800万円


【障がい者グループホーム年間収支2:4棟開設プラン (定員16名)】

【1年間】
売上:約5,520万円
営業利益:約1,320万円

【10年間】
売上:約5億5,200万円
営業利益:約1億3,200万円

 

kensei共生.netができるサポート


私たちkensei共生.netでは、『共生社会』『QOLの向上』を実現するため、利用者の方が『安心して暮らせる』『健康で自立した日常生活や社会生活』を営むことができる事業所づくりを目指しています。

主に就労されている方(軽度~中度)向けのグループホームで、自立支援×就労支援×食事支援の3つの柱で、利用者様とその家族様に寄り添ったサービスを提供してまいります。


【kensei共生.netが安心安全にサポート】

ご相談から、グループホームの立ち上げまで、kensei共生.netが手厚くサポートいたします。

【サポートの流れ】
STEP1:ご相談・ヒアリング
STEP2:コンセプト策定
STEP3:事業計画作成
STEP4:開設準備 物件・資金調達・採用活動
STEP5:指定申請準備・事前協議
STEP6:指定申請・指定認可
STEP7:スタッフ研修・集客活動
STEP8:営業活動・内覧会開催
STEP9:新規オープン・利用者受け入れ

商圏マーケティング調査から運営ビジョン策定支援まで、グループホーム経営に必要な準備やノウハウを徹底的にサポート!整骨院オーナー様からのご相談を心よりお待ちしております。

少しでも気になった方は、ぜひご連絡ください。

>>Kenseiの障害福祉サービスポータルサイト(リンク)

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