【開業前必見】整骨院の来院人数と経常利益シミュレーション

整骨院・接骨院の開業を支援する柔整開業ドットコムです。

 

今日のテーマはこれから独立を考えている先生必見。

「1日何人施術すれば経営が成り立つのか?」について考えてみましょう。

 

整骨院の開業を支援している中で感じることは、

”開業までの想定はできているが、開業後のイメージを明確に持てていない先生が少なくないということです。

 

確かに整骨院を開業するまでには

・事業計画策定

・届出手続き

・融資

・治療機器の選定

・物件探し

・内装

・備品購入

etcとやらなければいけないことが盛りだくさんです。

整骨院の開業支援についてはこちらをご覧ください。(https://www.jusei-kaigyou.com/support/)にリンク

 

ですが、大事なことは”整骨院を開業することではなく、整骨院経営を継続し拡大していくこと”、すなわち開業はスタートラインなはずです。

・開業後の運転資金を少なく見積もりすぎて体力が持たない

・開業したら身内だけでも来るものだと考え必要な販促を行なっていない

などの理由で開業後まもなく整骨院経営に行き詰まるという話も聞きます。

 

多大な金銭リスクを負って事業を始める訳ですから、

事前に想定しうる経営リスクは排除して成功率を上げていただきたいと私たちは強く思っています。

そこで今回は冒頭にお話しした通り、

1日何人施術すれば経営が成り立つのかという、経営キャッシュフローをテーマにシミュレーションしてみましょう。

 

人数別に経常利益をシミュレーションしてみましょう。

 

1ヶ月の損益計算書(PL)を出す上で想定している経費項目は以下になります。

経費項目:地代家賃/人件費/水道光熱費/柔道整復師会会費/事務手数料/保守料/衛生材料仕入れ/消耗品/通信費/広告宣伝費/支払利息(金利手数料)/リース料/減価償却/

 

出店エリアによってコスト(家賃、人件費)は変わってきますが今回は以下で想定することにしました。

家賃:15万円

人を雇う場合の人件費:25万円

衛生材料:売上の1%

事務手数料:保険請求額の2%

 

売上構成については、

保険請求額:1,000円/人

窓口負担金:500円/人

自費診療額:1,500円/人(全体の30%が自費診療を受ける想定)

でシミュレーションをしてみました。

 

1日5人来院する場合の整骨院の売上予測

1ヶ月25日営業し、1日5人来院した場合の経常利益は、

▲78,215円の赤字となります。

上記にはオーナーの収入は含まれていません。

生活するために25万円を収入とする場合、33万円程の赤字となるため、

半年で軌道に乗せると考えると200万円程運転資金を手元に置いておかないと、

経営を続けていくことは厳しいという計算になります。

 

1日10人来院する場合の整骨院の売上予測

次に10人でシミュレーションしてみましょう。

1ヶ月25日営業し、1日5人来院した場合の経常利益は、

160,348円の黒字となります。

16万円ではなかなか生活していくのは厳しいですが、

月の赤字は10万円程になるので手元に100万円程運転資金を残しておけば、

手を打っていく時間的猶予は十分にあることになります。

 

1日15人来院する場合の整骨院の売上予測

次に15人でシミュレーションしてみましょう。

1人で整骨院を経営する場合1日に診れる限界は15〜20人程度と想定されます。

下記シミュレーションは自費診療も来院数の30%の患者さんに行なっている想定なので、

想定できるギリギリの人数ということになります。

 

1ヶ月25日営業し、1日15人来院した場合の経常利益は、

399,060円の黒字となります。

生活していくには十分な金額が手元に残る計算ですし、融資の元本も返済していける売上だと思います。ただ、人を雇うには売上が足りず、これ以上1日の診療数を増やすこともできないのでどのように規模を拡大していくかは課題が残ります。

 

安定した売上を上げるために自費診療の金額+比率が大きく関係する

自費診療比率を50%で経常利益をシミュレーション

先ほどの経常利益シミュレーションはあくまで保険診療がメインのものでした。

では次に自費診療の比率を50%に上げて考えてみます。

自費診療率50%で15人を超える人数を診ることはかなりキツイ領域に入ってくるため12人に設定して計算してみたいと思います。

 

その際の経常利益は、

1日5人来院する場合 ▲41,090円(+37,125円)

1日10人来院する場合 234,598円(+74,250円)

1日12人来院する場合 344,873円(+111,375円)

となります。

来院数が10人までの場合は依然として経営は厳しいですね。融資の元本を返済することを考えると自費診療比率を上げるだけでは不十分だといえます。

来院1日12人(自費診療1500円・来院数の30%)は当初目指すべき一つのモデルといえるかもしれません。

ただそれではせっかく独立しても独立前の方が給料が高かったという方もいらっしゃると思います。そこで、自費診療の単価をを3,000円に変えて計算してみました。

 

自費診療単価3,000円/自由診療受診率50%で経常利益をシミュレーション

では次に自費診療額を先ほどの1,500円→3,000円に変えてシミュレーションをしてみました。

 

1日5人来院する場合 51,723円

1日10人来院する場合 420,223円

1日12人来院する場合 567,623円

 

初めて、5人の来院数でも黒字に転換しましたね。

12人来院すると手元に残るのは56万円です。雇用されている柔道整復師の平均年収は400万円と言われているので、大きく超えることになります。

 

経常利益シミュレーションから分かったこと

ここまでの経常利益シミュレーションで読み取れることは以下です。

・一人整骨院で診療できる人数は限界があり、保険診療の診療人数を増やしても理想的な経営とはいえない。肉体的に長続きできない。

・自費診療3,000円/人とれるメニューがあると経営の安定性が劇的に変わる

・開業前に自費診療で差別化できるプランを用意しておくことが整骨院の独立開業成功の大きなカギとなる

 

自費診療のトレンドは?

自費診療を3,000円/人とれるようになると、1日10人の来院数で経営が成り立つことがわかりました。ではどのような自費診療メニューを用意するといいでしょうか。

 

キーワードは「診療内容ではなく、患者さんの悩みから想定したメニュー」です。

例えば、骨盤矯正を自費診療のメニューに設定することを考えたとします。

 

「骨盤矯正行います」

と謳ったところでそこまで選ばれる整骨院にはならないでしょう。

なぜなら、患者さんは「骨盤矯正をしたいのではなく、骨盤矯正を通じて日常の悩みを解決したい」からです。

 

骨盤矯正メニューのキャッチコピーを下記のように言い換えてみます。

・ドライバーの飛距離を10ヤードアップするカギは凝り固まった骨盤にある!?

・あと一歩届かなかったボールを打ち返せる、テニスと骨盤の密接な関係性

・家事からくる腰痛の悩みは骨盤のゆがみからきている?

などの表現をすると、その悩みを持っている方はピンとくるのではないでしょうか。

 

自費診療で上手くブランディングできている方は、ターゲットを明確に定めて発信できているので誰の悩みを解決したいのかを考えてみてください。

 

 

整骨院開業の支援は柔整開業ドットコムにご相談ください。

今回は、来院数と経常利益の関係性についてお話ししてきました。

これを全て自分で想定し、開業資金を割り出すことは容易ではありません。

冒頭でお伝えしたように準備すべきことが山のようにあるからです。

 

そこで私たちの整骨院開業支援サービスを是非オススメします。

事業計画書の作成、商圏の競合調査、物件情報の提供、必要備品リストの提供、開業手続きサポート、販促物作成支援などお手伝いする項目は多岐に渡ります。

 

専属のコンサルタントが、開業後の成功から逆算して、検討するべきことを逐一お話しさせていただきます。

 

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